2012年06月03日

とんことり

子どもが図書館で借りてきた『とんことり』という絵本。

筒井頼子さん作・林明子さん絵の絵本です。
このコンビでは、以前紹介させていただいた『はじめてのおつかい』や『あさえとちいさいいもうと』などたくさんの絵本が出ていますが、どれも心温まる作品ばかりです。

『とんことり』は、引っ越しで知らない土地にやってきた女の子(かなえ)の家のポストに、“とんことり”と小さな音を立てていろんな贈り物が届く・・・というお話です。
贈り物は、スミレの花束・タンポポの花・たどたどしい字で「ともだちは いいです みんな まっています」と書かれた手紙・そして折り紙で作ったお人形。

そして初めてかなえは、贈り物をポストに「とんことり」と届けてくれていた女の子に会います。
そこで、かなえと女の子はお友達になるのです。

その挿絵がこちら。私が大好きな挿絵です。



女の子2人が、とても楽しそうで嬉しそうで可愛らしくて・・・
なんて可愛い心が温まる絵なんだろうかと。
原画のコピーがあったら、飾っておきたいくらいです。

知らない土地で不安がいっぱいだったのに、友達ができた喜び。
お友達になりたくて、心を込めて贈り物を届けた女の子の気持ち。
全てがあらわされた、素敵な絵本です。  
タグ :林明子


Posted byだっこちゃんat 21:47 Comments(0) 子どもの絵本